『初心者が必要な情報が必要なだけのっている』
やたらと凝って成形されたパンや、あれこれ混ぜ物のあるパンは
写真を見ると「すごい」とあこがれますが、
実際にはけっこう「好き嫌い」があると思います。
そういうものではなくて、
「どこのパン屋さんにもあるような、誰でも好きなおなじみのパン」
を自分で焼いてみたいと思う人には最適です。
発酵機能のあるオーブンと、予備発酵のいらない
インスタントドライイースト(スーパーで普通に売っている)を使うのを
前提としています。
そして、バターロールすら、バターロールの形に成形せず
一番簡単な丸いパンとして焼いています。つや出しの卵も「なくてもいい」とされています。
もちろん、それでも、とても美味しそうで可愛いパンになります。
初心者は最初に「面倒だ」と感じると、次からやる気がしなくなりますが
失敗なくおいしいパンを作る必要最低限の手間で始めれば
「これならたいして面倒じゃないかも、次は成形もしてみよう」やる気がでます。
基本の生地からのアレンジも「簡単なひと手間」で済むものが多いので
たとえば生地を一度に作って、半分はバターロール、半分はドーナツにするなんてことが
初心者でも簡単にできました。
(ドーナツの味は、まさに「給食の揚げパン」の味でした)
次はブリオッシュとメロンパンを一度に作りたいと思っています。
写真も手順もわかりやすく、具体的です。
また、初心者が知りたい情報や、初めて作っている途中で湧き上がって
不安になる素朴な疑問
たとえば
「あまりにも手にべたべたくっつくけど、これでいいのだろうか?」
「こね具合は本当にこれでいいのか?ここでやめていいの?」
というようなことに、とても具体的に答えている説明がいいです。
実に初心者の「ツボ」を抑えていると思います。